だんぼっちマスターへの道Ⅲ~吸音材の考察

だんぼっち

おはようございます~ひらがな?カタカナ?日良方かなです~!

今日は前回組み立てただんぼっちの録音環境を改善するため、吸音材について考えました。

目次

だんぼっち単体だと音が漏れる

Q2.だんぼっちを利用している映像などでは音が漏れていますが、防音性能はありますか?楽器やゲーム、パチンコなどの音も防げますか?
A2.だんぼっちは完全防音の製品ではなく、音量を減衰させることを目的としています。また、人間の声を防音の主体としている為、とくに低音域の防音効果は下がります。より防音性を高めるご希望であれば、 市販の遮音シートや防音材などをだんぼっちにご利用いただき、  防音性能をご希望のレベルまで調整いただくことをオススメしております。
(「だんぼっちFAQ(よくある質問)」より引用)

公式サイトにもこのような回答がある通り、だんぼっちは完全防音のブースではありません。

(だって段ボールだもん。)

だんぼっちでナレーションを録音するためには、

外部の音を遮断する遮音材

反射した声を吸収する吸音材を付ける必要があります。

ラッキーなことに私の購入した中古だんぼっちには

遮音材である鉛シートが付いていたので、

ここでは吸音材についてのみ考察します。

だんぼっちはそもそも音が反響する作り

Q3.だんぼっちの中で音が反響するのは仕様ですか?
A3.だんぼっちは防音を目的に作っているので、反響は仕様となります。(音を壁面で反射させることで、外側に音を通過させない構造です) 音響の好みは個人差があるので、ライブな音響として活かしてありますが、音声の収録などを目的としてご利用いただく場合には、中の壁面に吸音材を貼ることで反響を抑えられます。

なるほど~ライブなどで音響として活かす方もいらっしゃるのね。

でもでも、こちとらナレーションブースに使いたいんじゃー!!

ということで、だんぼっち公式の吸音材をチェック。

だんぼっちにぴったりサイズのウレタンが5枚。

これを貼り付けるだけでクリアな音響になるそう。簡単やん!

でも1cmのウレタン5枚で税込み15,280円って高い・・・

それだけの性能はあるのか!?確かめるべく、

公式から出てる音響比較テスト動画を聴いてみました。

だんぼっち専用吸音材がビミョー


(視聴後)

・・・いや、変わってるのは分かるよ!音が響かなくなったの、分かったよ!

でも完璧じゃなくないか!?

吸音材を貼った後も(少しですが)声が響きエコーがマイクに乗っていると感じます。

これに1万5千円は高い!

(公式様ゴメンナサイ…でも、でもより良い宅録環境を得たいんだー!!)

吸音材について調べてみた

吸音材は、室内で発生する音の反射を抑え、音を外に逃がす働きをするものです。音を外に逃がすだけなので、吸音材だけでは室内に不自然なほど音の反響が無くなってしまいます。また、音を逃がす吸音材だけでは防音効果があるとはいえません。防音効果をだすためには、遮音材と組み合わせることにより、音の反響を調整する必要があります。

(アエラスグループ様コラムより引用)

ふんふん、音そのものを吸収するのではなく、反響した音を減らす役割なのね。

で、どれを選べばいいんだろう?

吸音材は、密度とも密接な関係にあって、吸音性能だけで考えれば、中に適度な空気の層を含みやすい「密度40~60kg/㎥」が一番効果が高いです。
ただし、その分向こう側へも音を透過させやすいので、防音という面で考えると、やはりそれなりの密度が必要なのです…!(◎-◎)ゞ
(密度が高くなるほど、凝縮して空気の層は少なくなりますが、その分向こう側に音を通しにくい遮音効果を発揮します。)

(ピアリビング様メルマガより引用)

なるほど~具体的で分かりやすい!また、この記事の他にもこんな文章を見つけました。

人の音声は、基本的に500Hzを基準に考えて吸音材を設置することを「防音防振ネット!」では推奨しています。どの吸音材でも性能差はありますが、人の声は基本的に50ミリ以上がその吸音材の効果が現れる厚みと考えています。

(「防音防振ネット!」様記事より引用)

それではこの「密度40~60kg/㎥」「厚み5cm以上」を基準にして、吸音材を探してみます。

 

ボーカルブース向きな吸音材

ロックウール

繊維状になった人造鉱物繊維。建築物にもよく使われています。

値段も比較的安価で、実際だんぼっち内部に使ってらっしゃる方もたくさん。

全面または片面にクロス(特にガラス繊維で出来たガラスクロス)が貼られたものが定番です。

人の話し声や動物の鳴き声などの、500Hz~1000Hzほどの高めの音であれば、「80kg/m3」
・外の車の騒音など、500Hz以下の低い音や大きい音であれば「150kg/m3」で、

対策をして頂くことをオススメ致します!(^^)!

ただ、密度の違いによってものすごく大きく効果が変わるということはないので、

もしも迷ってしまった場合は「150kg/m3」のものをオススメ致します。

(画像、文章ともにピアリビング様メルマガより引用)

ふんふん、密度が高いほうがおすすめなのね。。

と言いつつ気になるのは加工のしにくさ!

細かい繊維質のため、クロスが貼られていないとチクチク肌に刺さります。

サイズに合わせてオーダーメイドで頼まない限り、クロスをはがしカットする加工は必須。

ウールに触れなくとも繊維が空気の舞い、チクチクするとか・・・!チクチクやだー!

 

でも、安いし使っている先人もたくさんいるしで悩みどころ。

購入される方は、クロス貼りのものを。

(クロスなしに比べて加工しづらくなりますが、チクチク防止!)

加工される方は必ず外で、長袖と軍手を装備して行ってくださいね。

グラスウール(ガラスウール)

GCとも略され、たくさん穴の開いたスポンジ状の素材。

ロックウールとは原料が違いますが、チクチクするのは同じ!

ちなみに「SONORIZE」様では仕上がりや密度の異なる、

様々なグラスウール商品を取り揃えてらっしゃいました。参考までに。

ウレタンスポンジ・メラミンスポンジ

(画像は「防音防振ネット!」様より引用)

これこれー!スタジオでよく見るやつー!!

スポンジだったらなんでも良いのかな?と思いきや

「防音防振ネット!」様によると”連続気泡”でないと吸音効果が生まれないそう。

やっぱりそう簡単にはいかないよね・・・

 

値段はロックウール・グラスウールに比べると高め。

しかし、加工がしやすい!ハサミやカッターですぐ切れるのが嬉しい。

 

まとめ

 

加工を頑張る前提で、クロス貼りのロックウールボードかグラスボード

またはお金で手間を買う、スポンジ系。悩むなあ・・・

次回は具体的な候補を考えていきたいと思います!

 

以上、日良方かなでした~🐥

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